思い出

上司に俺の愛妻弁当を食べろといわれ

以前仕事場の上司に突然「おい、俺の弁当食ってくれるか?」と言われ、持参してきた奥さんの手作り弁当を突然渡された。何らかの用事で弁当が食べられなくなったらしいその人は、俺に自分の弁当箱を渡すと俺の答えも聞かずにスタスタと去っていった。 よその…

増水した川に浮かんでいたダッチワイフ

あれは確か中体連が終わり、3年生が抜けたバスケット部が我々2年生のものになっていた夏休み中の出来事だったと思う。 その週の大半は大雨であった。特にひどかった前日の大雨が上がると急に天気は良くなり、久しぶりに自転車で部活に行ったその帰り、俺は自…

大学1年生、初めてのアルバイト面接

高校は部活三昧であり九州のド田舎でもあったことから、初めてのアルバイトは大学1年になってからであった。 そんな人生初めてのアルバイト先は渋谷の東急百貨店のデパ地下で洋菓子の販売員。デパ地下の食料品売り場というと、キチッとした雰囲気と清潔感が…

中野駅前のラスベガス

ファミコン、ファーストフードに炭酸飲料と子供のころに親から色々と禁じられていたものが多かった関係でいつしか感心すら抱かぬようになり、結果としていやと言うほど自由を与えられることとなった大学生になって初めて体験するものが多かった様に思う。 進…

死んでなかった世良公則

場所もハッキリと覚えているのだが、生まれ故郷である佐賀県唐津市の市民体育館近くにある道路下のトンネルに、スプレーを使い、かなり大きくまた太い字で「世良公則殺す」と書かれていた。 最初に見たのが多分小学生の頃だったと思うが、ヤンキー特有の気合…

受験勉強と角兵のたぬきうどん

勉強は学校と家でやれ、なる親の方針で子供のころから塾とか予備校の類には一度も行かせてくれず、大学受験ですらただひたすらに自学に頼るのみであった。もっともそれも俺だけではなく、ド田舎であったからまともな予備校もなく、中には福岡まで通うもの、…

忘れられない、学生寮の納豆の味

納豆が好きになったきっかけは大学2年の夏まで入っていた学生寮の朝飯で出てくる納豆であった。 パック納豆が各自に与えられるのではなく、ボウル状の大皿に何パック分かわからないがネギとタレが加えられ、よくかき混ぜられた納豆。ある朝食べてみたら美味…

まだ時々、ゆっくり留年する夢を見続けている

今でも時々夢を見る。目の前でゆっくり留年していく俺である。防げたいくつものミスをほったらかしにして確実にゆっくり留年していく俺を目の前で止めることもせずに眺める夢である。 俺は大学を留年した。単位が4単位足らなかったためだ。本気を出せば取れ…

ある戦争体験者の話

佐賀県育ちの俺はというと、小学生の頃の修学旅行といえば決まって長崎であった。同じ隣県の福岡よりも異国情緒溢れ、手っ取り早く観光地を味わえるのも理由かと想像するが、選ばれるもう一つの理由は長崎が原爆が落とされた都市であることで、平和教育もそ…

最後の3分間スピーチ

前に働いていた会社には週の初めに3分間スピーチってやつがあって、自分のプライベートの話、ニュースについての感想など、何でもいいからとにかく前に出て3分間程度スピーチしなければならなかった。 対象は営業職のみで、順番に回していったとしても大体…

部活の沖縄遠征での思い出

bokunonoumiso.hatenablog.com 以前この記事で書いたように高校のバスケ部が俺のいた年だけまあまあ強く、下手すれば県大会で優勝も狙えるゾという事でOBから寄付などを募り、3年生メンバーだけで沖縄に遠征に行った事がある。インターハイを2ヶ月後に控える…

因果応報~トイレの個室に閉じ込められた日~

20代も半ばのころだろうか、新宿のとあるデパートで便意をもよおしトイレに駆け込むと既に先客がいた。 大便所は1つだけ。あいにく上下の階は男子トイレがなく、また俺の他に並ぶ者もいない上、まだ緊急性も低かった事から一旦トイレを出て、個室が空くのを…

店長の目薬にジントニックが

学生のときの話である。誰しも経験したであろう若気の至り、もはや時効と言うことでお許しいただきたいがこれは当時アルバイトをしていたカラオケ屋でのちょっとした悪事の告白である。 大学時代に一番長くアルバイトをしたのが高円寺のカラオケ屋。今はもう…

お前の分も買えよ

職場を歩いていると遠くから50がらみの上司に手招きされ、近づくと小銭入れを渡された。 「いつもの俺のコーヒーと、あとお前の分も買えよ」 そういうと上司は早く行けとばかりにタバコに火をつける。 渡された小銭入れを握り締めてダッシュで自動販売機へ向…

Pait It, Black(黒く塗れ)

同じ中学に白石君という若白髪の男子生徒がいた。とはいえ彼の白髪は頭髪全体を覆うものではなく頭の一箇所だけに、それはまるでミステリー・サークルの様に、直径五センチほどの場所に白髪が密集して生えているというもの。 本人も白髪のことは気にしていた…

フォークリフトの免許を取った時の話

社会人になると業務上必要となる色んな免許、資格を取らねばならない場面が出てくる。 俺が社会人になって初めて取ったのはフォークリフトの免許である。前回の記事で書いたとおり、大学卒業後になぜか築地市場のセリ人として社会人生活をスタートした俺であ…

「枯れ松の調査員」という仕事

6単位を取りこぼし呆気なく留年してしまった俺のその時の話はまたいつかするとして、不足単位が半期で取得できるものだけに与えられる秋季卒業システムにより俺の卒業証書授与式はその年の9月、大学のちょっとだけ広い部屋で数名の9月卒業者と共に静かに行わ…

俺のキャバクラ経験について

前勤めていた職場で、先輩や取引先の人々に連れられ、東京の下町、門前仲町に飲みに連れて行ってもらったことがあった。 入ったのはスナックのようなたたずまいの、何かアダルトな雰囲気を醸し出すちょっと暗めなお店。客は地元のジジイが主と思しきアットホ…

バスケの試合に1秒だけ出た時のことです

高校時代はバスケットボール部。あのときは辛いなんて思わなかったが、土曜も日曜も休まず部活に行っていた日々が今では信じられない。あれだけ時間を費やしたものだからその分部活の思い出も多い。良い仲間たちとの良い思い出。今でも時々思い出してしまう…

まさに地獄!マンチェスター・ユナイテッド・カフェバー事件

まずこのサッカー動画を観てもらいたい。 www.youtube.com 観られない、または観るのが面倒な人に説明すると、紹介しているのはイングランド・プレミアリーグにて09年に行われたマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)vsリバプールの試合のハイライト映…

ドSの徹底

以前紹介した前職で上司であった耳の悪い支店長の話である。 この支店長、耳も悪いが実は競い合うようにカツゼツも相当に悪くインもアウトもろくにプット出来ないというコミュニケーションに大きなハンデを背負いながらも営業で支店長にまで上り詰めた奇跡の…

カズヤ少年に便所に呼び出された時のこと

小学生のときにカズヤというものすごく体の発育の良い男がいた。今思うと発育が良いというレベルではなかった彼、小学5年生の時点で体は出来上がり、50mを走ればぶっちぎり、ハンドボールを投げれば県新記録、男性教師に腕相撲で勝つ程の腕力によって繰り出…

違反学生服の回収とヤンキーへの販売ビジネス

皆さんは違反制服をご存知だろうか。一般には変形学生服と言われているらしいが、俺の地元では「違反制服」「違反ズボン」と呼んで慣れ親しんでいた為こう呼ばせてもらいたい。 それはつまり何かというと簡単にいえばヤンキーが着ているサイズ、デザイン面が…

後世に残したい、これが「青木理論」だ!!

中学のとき青木という体育教師がいた。 彼のことは以前性別集会の記事に登場させているが、あの記事では彼に関する情報が「変わった手淫をする」という事以外あまりきちんとふれられなかったため、それでは彼が不名誉だということで、今回はそれ以外の彼の人…

マミーは今日も仲間を呼んだ

最もゲームがしたくてたまらなかった小中学生を通じてずっと親にテレビゲームの類を一切禁じられていた俺は、従って殆どのゲームに関する知識を友達の家にお邪魔して後ろから羨ましそうに眺めていたあの限られた時間の中で得ていたわけである。 ゲームをやら…

ムラン君の布団

上京して最初の一年半を生まれ故郷である佐賀県の人間しかいない在京県民寮のようなところで過ごした。この寮の話も色々あって機会をみて振り返り書いてみたいのだが、今日はそこにいたムラン君という男の話である。 「ムラン」は勿論ニックネームで、夜な夜…

メーカーの梅沢さん

前職の商社勤めの際に取引先の一つに「メーカーの梅沢さん」と呼ばれていた人がいた。初めて会ったときは26歳で年齢は俺より1歳下だったはずだ。梅沢という人が社内に居たので区別するために「メーカーの梅沢さん」と呼ばれ始め、社内の梅沢が辞めた後もま…

バスケットボールにおける「ダブルファウル」という都市伝説について

バスケットボールには「ダブルファウル」というルールがある。 これは攻守、敵同士の両者が寸分たがわず全くの同じタイミングでファウルした時に使われる極めて稀なルール。つまり両者が同時にファウルしたので喧嘩両成敗、というわけである。 しかし、かつ…

爆弾を作った男・トオル君(仮名)

俺の中学には爆弾を作った男が居た。事が事なので名前は仮にトオル君としておこう。 なんとなく「爆弾でもつくりそうな奴」として一般的に考えられているような外見の人間で、頭は良かったが友達がおらずいじめられている訳ではなかったが、誰も話し掛けよう…

骨折プレイボーイ・シンジ

中学のバスケ部にシンジという男が居た。 バスケットは素人であり、それを補う運動神経も不十分であったシンジ。 極度の近視であり、登校中、木に正面からぶつかったのを目撃したときは衝撃だった。 部活は休みがちで、1年の終わりにあっさり退部してしまっ…