思い出

バスケットボール・ダイアリーズ

やらなくなって長いが、元々バスケットボールをやってきた。8年ぐらいだろうか。 Bリーグが開幕し、ようやくこれからというところだが、やはりバスケットボールというスポーツは率直にいって日本では今なおマイナーなスポーツである。 わが国の場合、メジャ…

たった一人で避難訓練をやったときの話です

前の会社にいたとき僅か一年程度だったが、新しく作られた出張所を一人で任されたことがあった。今日お話するのは新規開拓の使命を受け、小さな雑居ビルの中で一人孤独な新規開拓に勤しんでいた20代半ばのころの話だ。 いつものように誰もいない事務所に一人…

トトロが立つ

長い会議、既に気が緩みぼんやりと参加しているだけの俺の頭にふと、「トトロが立つ」というフレーズが浮かぶ。 「トトロが立つ...?」 だけどこれがまた、何かどこかで聞いたことがあるようだけども全くその意味が分からず。トトロが立つ、トトロが立った、…

先輩から引き継いだ名刺の裏に書かれていた「ハゲ」というメモ

前職、商社務めだった頃の話だ。 よくある話だが、同じ部署の先輩が担当する取引先にいわゆるヘッドハンティングされる形で急遽会社を去ることになった。急な退職だったこともあり十分な引き継ぎもしないまま、先輩は半ば逃げるように去っていったのである。…

僕らが中指を立て始めた時期

中指を立てる、いわゆる「Fuck You」のジェスチャーとその概念を知ったのは小学3、4年生の頃、今から26~7年前のことであった。その時をはっきり覚えているのは印象的なエピソードがあるからである。 その当時いつも一緒に遊んでいた4人グループのうちの一人…

受験勉強と深夜のポロリ洋画

親の教育方針が「早く寝ろ」だったので中学3年生まで特別何も無ければ夜は9時半時には寝ていた。今思うと信じられないのだが、小学生の頃はもっと早くて多分8時半だった気がする。 親が「早く寝ろ」と言うから、9時半頃になると兄と共用の部屋へ行き、布で仕…

近所の公園にあった苔の生えた石

まだ小さかったころ、近所の公園での事である。 すぐ近くの小さな公園で近所の子と二人で遊んでいたときのこと、知らないおじいさんがフラフラと自転車で公園に乗り付けると、ジッと公園の中を見つめたのち中に入って来てあちこちを観察している。 近所の子…

バスケットボールにおける「オフェンスチャージング」という奇習について

中高と部活はバスケットボール部であった俺だが、Bリーグが開幕しBSなどで観る機会もあることから久しぶりに観るスポーツとしてのバスケットボールに向き合う日々である。現役の頃からルールも変わり随分と様変わりし若干戸惑う部分もあれど時々観る分には良…

缶コーヒーをおごってもらった話

昔の会社の話だが、上司から小銭入れを渡され「これで缶コーヒー買ってきてくれ。」と言われた俺は、買いにいこうとした背中で「もちろん、お前の分もな。」と言う上司の声を聞いて「はい」と返事をしながらダッシュで自動販売機に向かった。 しかし自販機の…

最終出社日にカマしてくれた野崎さん

前職での話である。同じ支店にいた野崎さんがとうとう退職を決めたときのことだ。 当時俺より4つ上の32歳。同じ九州出身だった野崎さんは、凄く真面目なのだが、頭が硬く、それが悪いほうに作用してしまったのかはっきりいうと仕事があまり出来ない人だと思…

僕はただ「お疲れさま。」と言いたかっただけなのに

俺は一時期必死に英語を勉強していた事があった。その背景には悲しい物語があり、それを思い出すと今でも悲しい気持ちになる。 2年前の今頃、俺は本来ならばアメリカへ行くはずだった。会社から正式にそう言われたので覆ることはなかろうと覚悟し、ならば知…

能年玲奈(のん)を見ると、昔家にやってきたものの食べ方が決まらず痛んで捨てられた国産松茸を思い出す

「のん」として再スタートした能年玲奈の現状を見ると、我が家に大歓声の中迎え入れられたものの、どう料理するか悩みぬいた挙句持て余し、結局痛んで捨てられたたったある1本の松茸のことを思い出さざるを得ない。 子供頃、よく知らないけど大人が贅沢の象…

エビちゃんからのメッセージ

まだ俺が築地市場の青果部門、果物担当として働いていたときの話だ。キウイのブランド「ゼスプリ」という名前を一度くらい聞いた事のある人は少なくはないだろう。夏が終わった頃にCM、キャンペーンが盛んに行われ始めるニュージーランド産のキウイだ。日本…

ある授業中の性的な回答について

それは理科で地殻の授業中のことだ。 「じゃあ前回の授業のおさらいをします」と理科のクリヤマ先生。冗談が好きだがキレると平手打ちをしてくる、今でいうといわゆる暴力教師なのだが、巨大隕石が落ちて突然大量絶滅するまで、この地球上にはそんな暴力教師…

死んだクリリンを観て母親が泣いていた話

小学生の頃の話だ。ある日の夕方、俺が学校から帰ってきたら母親が一人、「ただいま」と言う俺に応えることなく、居間で静かにすすり泣いていた。 つけっぱなしのテレビを嫌う母親が、観てもいないテレビをつけっぱなし。様子がおかしい。 何があったのか全…

俺の結婚式で突然ケツメイシが流れた話

数年前の俺の結婚式でケツメイシが流れたのは、友達代表が壇上で挨拶をしていたときのことだ。≪ずっと友達、、だが時はたち・・≫・・・ん?≪ともにすごし・・≫んん・・・・!おやおやおや!友達のひとりが俺たち夫婦に向けて寄せてくれた心温まる言葉・・・…

トイレに近づくと勝手に作動する便意アシストサービスについて

2010年の冬。それは忘年会の帰り、最寄り駅を降りたところで強烈な便意に襲われた。駅のトイレに寄ってみるも、この不況の中個室はまさかの全室完売。並ぶ人の列を見る限り、予約は半年先にまで及んでいる雰囲気である。当時住んでいた家までは駅から歩いて1…

コオロギの試食

昔築地の青果部門で働いていたのだが、この時期になると野菜や果物と一緒に、農産物の生産地からなぜか毎年コオロギが出荷されてきていた。 虫かごに入って、それが箱に入って、更にパレットに組まれ、何匹ものコオロギが築地に着荷した時はさすがに珍しくて…

「ボウズ=反省」で許して良いのか

前の会社での話だ。 営業車をぶつけて大破させた同僚が反省の意味を込めて翌週ボウズになって現れた。 過失だったとはいえその潔さに社内ではなにやら「アイツやるじゃないか」という妙なあっぱれムード。彼はミスを妙な好印象に転じさせることに成功したよ…

俺は床屋というヤツがとても苦手である

転勤してから1年半以上経つが生活に関する色んなものが落ち着いていく中で唯一髪を切るところだけは一向に定まらず、ずっと「とりあえず」という形で半ば妥協しながら1,000円カット界隈を放浪している。 一度きちんと探せば良いのだろうが、子供の頃から床屋…