風邪は銃で撃たれたら治る

昨日から急に、何の落ち度もないのに風邪を引いてしまい納得がいかない一日を過ごしたがそれでも仕事はめちゃくちゃ多くていつもどおり12時間働いた後に車で自宅に帰るとき

「風邪をひいた人が銃で撃たれたら、体としては緊急事態で風邪とかに構っている場合ではなくなり一瞬で風邪が治るのでは」

という考えが思いつき、運転中でメモが取れなかったこともありそれを忘れないようにと「風邪は銃で撃たれたら治る」を連呼しながら帰宅した。

途中の高速道路でシカが車にはねられて死んでいるのを2体立て続けにみてしまい、うち一体とは目が合い、うわっと思ってそれに注意をそらされて「風邪は銃で撃たれたら治る」を忘れてしまった。死んだらひいていた風邪はどうなるのだろう。

帰宅して俺は何を思いついて何を必死に連呼していたのかずっと思い出しながら過ごし、風呂の中で「風邪は銃で撃たれたら治る」だったことをようやく思い出すとガッカリしてそんなことよりと日本から持ってきたカプセル状の風邪薬を飲みながら、カプセル及びあれが体内に入り効いていくイメージ図が弾丸及び射撃のように思え、やっぱり風邪は銃で撃たれたら治るのかなあと思いながら薬に殴られて気絶するように寝たら朝になり風邪は治っていたのであった。