不良のおばちゃん

新年早々書くことでもないが子供のころからみんなが妙に懐いている近所の不良のおばちゃんを囲む輪に俺だけ上手く入ることが出来なかった。「不良のおばちゃん」とは俺が子供の頃に感じたまま直球で名付けたもので何故か全員共通点して飲食店を自分一人でや…

サンタクロースが居ないと知らされた後のこと

サンタクロースの事を小学5年かそこらの、結構な年齢まで信じていたピュアな子供だったので確か最後は親の方が心配になってヒントをだしたかダイレクトにカミングアウトしたような、そんな感じで急に「いない」ことを知った気がする。4歳下の弟がまだサンタ…

鬼滅の刃ごっこで鬼を演じるにあたって

流行っているものを俺は観てないと逆張りをカマしたいわけではなく単純に機会に恵まれず鬼滅の刃を一度も読んだことがなく子供が観ていたアニメをチラっと観た程度。残念ながら全く流行についていけていないわけではあるが、インターネットで流れてくる作品…

会社のおじさんから来たメール

赴任した時は4人いた駐在員が徐々に減らされ今年の春から1人になってしまい4人分の仕事をさせられている。正気ですかと会社にメールで尋ねたが音沙汰がなく、そういえば日ごろメールに返事をしてくるやつが全員頭がおかしいことから正気なのかもしれない。4…

ニュー新橋ビルの台湾式マッサージ

沢山の小さな飲食店がまるで飲み屋街のように軒を連ねる通称「おやじビル」こと新橋駅前の「ニュー新橋ビル」の3階にマッサージ店ばかりが集まるエリアがあるのをご存じだろうか。以前仕事の外回りで近くに来たのをきっかけとして新橋ビルを探検し、たまたま…

男は男湯でゴジラになる

温泉や銭湯といった公共の浴場での男の振る舞いについても色々と思う事がある。 女性側でもあるかもしれないが、男湯では人が入ってくるとほぼ体付きと股間のチェックがなされる。これはその人の性的嗜好とは全く別のある種の無意識の確認作業であり、そうい…

無職になった日の朝

25歳の春、2年務めた築地市場の青果部門で働くのをやめ無職になった。 「彼女からも毎日朝早いし土日も休みがないので辞めてほしいと言われまして」 いざ理由を述べる際、上司に向かい、辞める理由として極めて賢くない話をしてしまったことで案の定俺は付き…

検尿の時だけなぜか尿の発色がすさまじい

汚い話なので俺のこと全てを愛する人以外は読む必要はないのだが、昔から検尿の時だけションベンの色がやけに発色のよいデカビタCのような鮮やかなイエローでいつも困惑している。「おまえどうしたよ…」と河原でちょっとしたBBQをするというその集合場所に一…

コロナにより全世界の男性の髪型がガタガタになる中、俺は

男性はどうしても月に一回、少なくとも二か月に一回は髪を切らないといけない。髪の生え方、男性によしとされる髪型や社会的なルールによるものである。あまりクローズアップされていない気がするがコロナで男性を直撃したのは髪を切りに行けないという深刻…

思えば学生時代の就職活動はひどいもので

結局その年は留年してしまったので結果的には意味がなかったし、むしろ下手に就職していたら面倒なことになってしたかもしれないのだが、大学4年時の就職活動は今思い返すと大変ひどいものであった。 そもそも就職活動のことを微塵も理解していないばかりか…

お盆、伝説の離島ギグ

母方の祖父母は市内の端の方にある港から船で10分ほどの島に住んでいた。玄界灘に浮かぶ人口500人程度の小さな島。盆正月に帰省すれば必ず船に乗り祖父母に会いに行ったものだがアメリカに来てからそれも随分ご無沙汰になってしまった。 祖父は健在、祖母は…

アメリカ人、思ったよりめちゃくちゃ働く

7月から自分の部署の駐在員が一人になり忙しくなってしまった。コロナにも関わらず5月からずっと出社や出張を続けているのは知りうる限り駐在員でも俺ぐらいで狭い日本人コミュニティの皆様からあそこのご主人はコロナ3回ぐらいかかってるのではとドン引きさ…

英会話学校でシリアルの発音だけに15分も費やされ憤慨

アメリカ赴任が決まり、アメリカに来る前のわずか2か月間だけマンツーマンの英会話学校に会社のお金で通うことになった。偉そうに言うわけではないが俺の英会話の勉強はそれだけである。その割には頑張っているねとそろそろ誰かに言われないと気が済まないほ…

今日俺は自分の本当の名前を知った

「聞いてくれ、今日俺は自分の本当の名前を知ったんだ」 このような書き出しで取引先のTimというオッサンからメールが入ったのは月曜日の朝のことだった。Timと会ったことはないが聞くところによると年齢は60を超えた小太りでヒゲが生えた白髪の男性らしい。…

2年間俺を苦しめたやつが終る

2018年の冬にアメリカに拠点を持つ日系企業からその新しいプロジェクトの話が来たとき、その前年に参画していた別のプロジェクトが順調のうちに終わりを迎えようとしており、またそれら2つのプロジェクトが同じようなもので、今度のほうがボリュームも小さか…

子供の年齢を聞かれているのに自分の年齢を答えてしまう

子供が生まれてすぐの頃、仕事の時に子供の話になることも多く同僚などに「そういえば、お子さんはどうですか?」と聞かれ答えて曰く、 「いやあ、めちゃくちゃかわいいんですけど最近夜泣きするようになって夜中起こされるし、まあ言っても僕は夜中だけなの…

ティラミスを知ってから実物を見るまで数年掛かった

いつのことか覚えていないが日本でティラミスがものすごいブームになったときがあった。少し前のタピオカに近いような流行り方だったのかもしれない。 昔はネットもなく口コミはほとんどなく、テレビか雑誌が火付け役だったのだと思う。当時まだ子供だったし…

多目的トイレのヒヨコ

多目的トイレは広い。仕方がない、目的が多岐に渡るためだ。しかし純粋にトイレとして見たとき、例えば入り口から便座まで3、4歩あり、広い個室スペースの中で便座が妙に孤立しているのはどうだろう。少し落ち着かないのは何か申し訳ない気持ちからかもしれ…

バーガーキングで全然オーダーが通じなかった

アメリカにいて英語にはいまだに苦労しているがさすがに仕事の話となると共通の話題を共通の用語を用いて話すので大分ましである。使われる単語や表現にはお互いにある程度予想がつき、多少発音が悪かろうと先方が文脈の中から汲み取ってくれるのである。 し…

ポジティブワードでピンチをチャンスに

もはやよく知られた話ではあるが、アメリカではどんなときもポジティブなことが好まれるというか、ポジティブが通常であり、例えば一般的な挨拶であるHow are youの答えとしてはほぼ「良い」「素晴らしい」しか選択肢がないと言っても過言ではなく「普通」や…

建物の配管をきれいにする胡散臭い白い箱

築地市場青果部門を2年で辞めて次に就職した商社が営業未経験の俺を採用したのは試験的に出店した出張所の新規開拓メンバーというチャレンジングな役割になんとなく築地で働いていたヤツなら勢いがあって新規開拓できそうという理由だったことを後に聞くこと…

男のカレー作り

カレーを作るにはまず材料を買わねばならない。カレーのいいところは大体家に普段からありがちな汎用性の高い材料で作ることができる点だが、もし不運にも家にそれらの材料がないが場合はスーパーで買ってくる必要がある。カレーのことは好きだがなんと言う…

面白い話はふざければ誰でも書けるといわれ

小学生のときの確か国語の時間だったと思う。なんかのきっかけで「面白い話と悲しい話では面白い話を考えるほうが難しい」と言ったらクラスの大半からそれは違うと反論された。 「面白い話はふざければ誰でも書けるから」というクラス内で口の達者な女子生徒…

6月がこわい

note.com 不安になったので「不安まとめ」をNoteに書いたのは3/23、2週間前。結構長く感じられた。本格的に外出禁止令が出て在宅勤務がスタートしたときである。あれから2週間経ち状況は特に好転せず、外出にはこれが要ると渡された外出許可証を胸ポケに差し…

ひとの成長について

漫画「魁!男塾」の有名な1コマがある。身長180cmを超える男子高校生の奥にはその2倍の身長を有するこれまた学生服の巨大な男子生徒、更に彼らの奥にはそんな彼らすら小人にしてしまうほどのこれまた巨大な学生服の男子生徒が。この男子学生があまりに巨大…

ゲームがしたくてたまらなかった

子供のころ親にゲーム類の一切を禁じられていたため、ゲームを持っている友達の家に行っては友達に頼み込んで少しだけゲームをやらせてもらう卑しいタカリ行為をしてゲームをさせてもらっていた。とにかくゲームがしたくてたまらなかった。 俺は元祖ファミコ…

父親との旅行の思い出

兄と久しぶりに連絡し、子供のころ行った旅行の話をし色々と昔の事を思い出した。別に貧乏なわけではなかったはずだが、こと旅行に関してはあまり派手な旅行というものをした記憶はなく一泊二日で同じ九州内の温泉地に車で行って帰ってくるというようなもの…

だからホワイトデーにはオルゴールしかない

俺の地元では、俺の中学だけかもしれないが、ホワイトデーには基本的には「オルゴール」を贈るのが無難な選択肢だと言われていた。オルゴールはあって邪魔にならないし、いい音もするし、何ならオシャレである。第一、オルゴールが嫌いな女子なんてこの世に…

バレンタイン・キッス

学生のころ、あれは真夏の暑い日だったのは間違いないが、毎週必ず足を運んでいた近所の定食屋に入ると店内のテレビが放送していたのは怪談であった。背筋が凍るということから真夏といえば怪談。誰が言い出したのか夏になるといまだにテレビでは怖い話が放…

アメリカの田舎の方で車が道から落ちて助けてもらった

アメリカの田舎のほうの高速道路は大体車線の両側は緩衝地帯というか、背の高い草の生い茂る溝のような一段下がったエリアが設けてあるのだが、冬場アメリカの寒い地域では高速道路を走っているとよく車がコースアウトし路肩のその先にある緩衝地帯に落ちて…