俺は何にでもポン酢をかけるポン酢おじさんになってしまった

アジフライ、コロッケ、生姜焼き、、、男34歳、気づくと色んな食べ物に何も考えずにドバリとポン酢をかける様になっていた。そして同時に、ポン酢さえかければどんなものもヘルシーになるのだと思い込む様になっていた。

ポン酢が相手だ、安心してもう一個食べよう、ポン酢サンがつているからこんな時間でも大丈夫!

ポン酢をかける事で後々体にクると思われるものの類が軒並みキャンセルされるようなそんな幻想というか、自分を騙す偽りのポン酢に手を染めていたのだ。逮捕されたとき、警察の人に「ありがとうございます」と言っていた。すいませんこれは関係ない話でした。

マヨネーズよりは幾分かマシだったり、ドレッシングより若干カロリーが低いだけのポン酢風情なのに、「ポン酢ならやってくれる」というあらぬ期待が増幅して積極的に、万事ヘルシー方向に事が進むと都合のよい解釈をしていた。

焦りでもあったのか、最近の俺のポン酢信仰ときたら自分でもドン引く限りであるが、先日静かに川だか山だか、または沼だかを見ながら考えてみたところ、結局やめられないのは理屈抜きでポン酢が美味くて、大好きだからである。(見ていたのは川でした)

ポン酢はとっても美味しい。だから好きなのである。一緒にいたい方程式のアンサーはそれだ。それに気づいて少し気持ちが楽になった俺なのだが、皆はどうだろうか。

ポン酢をかけることに理由は無い。ノーリーズンなのである。

イカれた頭に今日もポン酢が美味い。