息子がオムツのテープを集めだした

先日からしを集めているという日記を書いたが、あまり力を入れて集めていないにしてもその後も微妙に増え続けている。

 

bokunonoumiso.hatenablog.com

 

俺の場合、物心ついたときにはそうであったから、自分の収集癖がどこから来るものか見当もつかないが、こと自分の息子に関しては明らかに父親である俺の影響を受けているように思われる。

 

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4歳の息子がオムツについているこのテープを集めているとつい最近のことで、俺がからしを集めていることを知ってから集め始めたようである。

息子の名誉のために言うと2歳の終わりごろには自力でトイレに行き、3歳になったころには既にオムツをせずに寝れるようになっていたが、寒い時期の寝るときだけは母親のお願いを聞く形でしぶしぶオムツをして寝ている。

今回コレクションはそのオムツ装着時に剥がすテープである。見せてもらったのは2枚だけであったが、これはまさか集めているとは思いもしない母親が誤って捨ててしまったことによるもので、本来はもっと沢山あったのだと言う。

集めたものを勝手に捨てた母親に対する不満を述べていたが、その実テープはその辺に放置されバラバラになっていたとすぐ横にいた妻から聞いて「コレクションとは」などと一丁前に子供の前で持論を展開してしまった。

 

とはいえ親の背中を見て育つ現象のひとつと思うと嬉しさもあるもので「すばらしい着眼点だ」などともっともらしく褒めると、コレクションの師匠に褒められた嬉しさからか息子は嬉しそうにニコニコしてオムツのテープ集めへの決意を語りはじめ、それを聞きながら俺は、一人の若い男を誤った道へ導いてしまったのだろうかとにわかに後悔しはじめていた。