普通に生きていてどういう仕組みでパイズリをする流れになるのか教えてほしい

パイズリという行為ははっきりいってとんでもない変態行為である。

わが国では山田邦子がそう名づけ「やはり誰かがやっている」のだと周知され、市民権を得た瞬間にパイズリを取り巻く環境は幾分か改善方向に変わったとはいえ、パイズリという行為自体の、その変態性が変わることはない。

パイでチンコをズリズリする行為、まるでアイドルユニットの「ごまっとう」がそうであったように、安直にその頭文字だけをとって「パイズリ」ともっともらしく名づけられ、さもまっとうな性行為であるかのように半ばフライング気味に市民権を得た瞬間。

それはまるでお店の裏メニューからレギュラーメニューへ格上げされたような事なのだが、本質的には裏メニューの域は出ることはなく、精々まかないぐらいのモノなのである。表に出してはいけないモノなのである。

私事ですが、残念ながら36年生きてきていまだにパイズリを経験したことがない。興味はないかと言われれば嘘になり、雪が解ければ春になる。(すいません、余計な詩を吟じてしまいました)仮に紆余曲折あって(どんな紆余曲折だろうか)目の前に未曾有のパイズリチャンスが訪れたとしても、「パイズリ」というマヌケな言葉の響きが邪魔をして俺は目の前に広がるパイズリのゴールにボールを力強く蹴りこむ事はできないだろう。

あるいは似た響きを利用して「ぺ、ペイズリー...」とうまくごまかしてパイズリを得ることはできるかも知れない。それでもパイでチンコをズリズリする行為自体をまともな神経で看過することは到底できる自信がない。ないのである。

普通の男女が果たしてどのような仕組みでパイズリをする流れになるのか全く想像出来ない。どんなにいい雰囲気になったとしてもパイズリだけにはならんだろうと、そう思うのである。僭越ながらエッチな動画でパイズリのシーンを見ていたところ、パイズリをする側の女性が「アンアン」言うて感じていたのだが、何をどうしたら胸部の何もないエリアに「アンアン」のスイッチが入るのか甚だ謎であったのだが、このように基本的にパイズリは男性の変態性が招いたわがまま、オマケ、もっと言うとオフザケであるという点において、通常、男女がいい雰囲気になり性行為に及ぶまでの直線的な流れには浮上するはずもないものであると確信している。

大体パイズリという名前、フザけているにもほどがあるだろう。「パ、パイズリ、ええか」などと口に出すだけで笑けてしまうこの文字列、これを高まる男女のムードの中に放り込むのは不可能である。

かつておのれの彼女にパイズリをしてもらったという友人に聞いてみた。どういう流れでパイズリになるのですかと。彼はやはり最初「パイズリ、、してもらってもいいかな」と言ったらしいんですが、次からは「お客さん、いつものですね」よろしく、彼女が頼んでないのにパイでズる変態行為を勝手にやるようになりそこから先はSpeechless...だったとそう説明してくれた。

「パイズリをしてといった時より、パイズリもう今後はやめてというほうが難しかった」

つまり万引きするより無断で勝手にお店に品物を納品する方が難しいのだと、最後に彼は悲しそうにそう語った。知るかやかましいわ。