初めて女の子と手をつないだときずっと勃起していた

初めて女の子と手をつないで帰った中学何某のサムデイ、俺はその間ずっと勃起していた。

ほんの20分程度の帰り道だが、その間ぎこちないながらも必死で取り繕ったコイキなトークなどを挟みなどして、賞味1時間ぐらい、その間俺はずっと、ずっと勃起していたのである。

メソッドは割愛するとして、ポケットに手を突っ込むふりをして俺は完全に勃起を隠していた。
それでもあまりに長時間無駄に勃起をしたせいなのか、その女の子と「では、またね」などと努めてスマートにサヨナラをしたその時も当然のように勃起していたのだが、別れた後急に膀胱っていうか、自分の思う膀胱の位置のちょっと上のあたりが強烈かつデリケートな痛みに襲われてまるでみぞおちでも蹴られたかのような鈍痛に耐えかね、うずくまる格好で暫くうごけないわけである。

「ああこれが生理か・・」など、素敵な勘違いもつかの間よろよろと歩みを進めて身を寄せた農道の脇にうずくまっていると、アグリカルチュアルなOba‐changが「どやんしたとね?」などとカタコトの方言で声をかけてきたので、にこやかに「あー、いやぁ心配せんでください」と言うと「いやさ、ここはコンバインが通るけん、あっちに行って」と非道いことを言われて「すいません、すいません、ちょっとまってください、すいません」と半泣きながら謝りに謝り、10分ぐらいその場に座ってチン静化を待っていると、マジでコンバインが目の前にコンバインしてきてやな、「あぶなかぞ!」とか言うているわけだ。
コンバインは俺をギリギリかわしながら農道をコンバインしていって、避けなきゃマジで轢かれそうになったのだけど、動かざること山のごとし、膀胱痛きこと生理のごとし!とは誰が言ったか、とにかく動けなかったのでしょうがないじゃないスかね。 

というわけで今回のおさらいだが、

『長時間意味も無く勃起しつづけると膀胱の辺りが強烈に痛くなり動けなくなる』

このような現象、恥ずかしながらその後何度か俺の身に起こったのですけど、同じ経験に心当たりのある男子は是非名乗り出てきて欲しい。