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店員に間違われる客について

雑記
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白いベストにタンガリーシャツ、チノパン。どこからどう見ても理想的なヨドバシ店員だが、これは大昔ヨドバシカメラの店内で買い物をしていたただのおじさんである。

名札をしていないことに気づき声をかける直前で踏みとどまったのだが、週末で店員の対応がおぼつかない店内においては、案の定この人を店員と思って呼び止める人が多数居ておじさんは徐々に不機嫌になっていったのだけれども、その格好では声をかけられるのも無理はないと思いながらしばし観察したものであった。

 

ヨドバシの例はレアなケースかと思うが、一般的には店員と客を区別するような制服のないアパレルショップで「店員と間違われる」現象が多いのではないだろうか。

例えば無印良品を思い浮かべると、客側も無印っぽい格好をした人が集まりがちであるという特性上、名札を除けばもはや店員と客を区別するものがなく、店員と客を区別するものは「それっぽい動き」をしているかどうかしかない。

逆に言うとそういう区別の曖昧な場所においては、店員、係員、スタッフっぽいムーブをしているとかなりの確率でそちら側と間違われるケースは多い様に思う。

目撃件数として多いのは結婚式に出席した際に変に気をつかって係員並みの動きをした結果そのまま係員と間違われるケースで、必要以上にこまめに動きすぎた親戚や知人が「おーい、ビール」と言われているのを俺はもう何度も目撃したことがある。

俺自身もその様な経験があり、あれは会社の大きな飲み会がチェーン店の居酒屋で開かれていたときのことだったが、幹事として30人規模の飲み会の注文や配膳、食い終わった皿の片付けなど、なぜそこまでやらないかんのだと思いつつも、今まで見てきた幹事が「そういうことをやってきた」と言うので、しぶしぶ奴隷の様に働いていた最中、近くのテーブルに座っていた欧米系の外国人家族から「スイマセン」と呼び止められ「トリザラ」を要求されたわけである。

俺が「ボクは店員じゃない」旨説明したところ笑いでも起きるかと思ったが「Oh...」という《客なのに何でそんなに働くんだ》とでもいいたげな冷ややかな反応が返ってきたものだから「みたか貴様ら、これが世界の反応ジャイ!」と独り色めき立ち、この異常なジャパンの幹事システムについては早急に国際司法裁判沙汰にしてしまいたいと思ったのだが、一方それを知った会社の上司はというと「ムッ!店員と間違われるほど働いただと、アッパレ!」などと寝ぼけた時に言うセリフを覚醒した状態でハッキリと発声するという、インターナショナル感覚とは程遠いことをヌかしていてヤレヤレであったが、店員と間違われるほど客が頑張って働くなんて改めて考えると餃子の王将出町店における皿洗いシステムを含めても、バカのやることだなあと思う次第であった。